猫兎ライフ

美味しい食べ物にうまい酒、面白い本に楽しいゲーム、それさえあれば幸せです。

ホラーコメディー【映画レビュー】『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』

   

 

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【紹介】

浮かれた大学生の男女グループが片田舎にキャンプに来て、殺人鬼に襲われる(?)というありきたりなお話。

それらすべてが勘違いによって引き起こされているというのが、この映画の喜劇的な要素となっている。

【感想】

まさにB級という感じ。デジャブ感が半端ない。

人里離れた田舎。寂れたガススタンド。朽ち果てた山小屋。チェンソー。木材破砕機。

全くの善人である2人が全くの誤解により殺人鬼に仕立て上げられていく様は非常に滑稽。

休日にビール片手に見ると最高の映画。

 

 

(おわり)

 

   

熟成のうまみ【レビュー】『蔵出し生ビール』サッポロ

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【紹介】

限定醸造の蔵出し生ビール。

【感想】

深いコクと豊かな味わいが特徴のビール。長期熟成のうまみが感じられる。

アルコール分は控えめで4%台なので、電車の中などで飲んでも悪酔いはしない。

 

サッポロ 黒ラベル 350ml×24本

サッポロ 黒ラベル 350ml×24本

 

 

(おわり)

新食感【レビュー】『ふんわり名人きなこ餅』越後製菓

 

 

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【紹介】

もちメーカー越後製菓のお菓子。

【感想】

今までにない食感のお菓子。サクサクふわふわで、口に入れてひと噛みすれば溶けてしまうほど。味付けも甘み、塩み、きなこのバランスが良くておいしい。

 

越後製菓 ふんわり名人きなこ餅 85g

越後製菓 ふんわり名人きなこ餅 85g

 

 

(おわり)

 

 

焦がしナンチャラの…【レビュー】『焦がしにんにくのマー油と葱油が香るザ・チャーハン』AJINOMOTO

   

 

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【紹介】

CMでよくやってる、おいしそうな冷食のチャーハン。

【感想】

味が濃くておいしかった。

チャーハンにはパラパラ系としっとり系があるが、これは後者。しっとり重く、味が絡み付いている。

なんとなくフライパンで作ったが、普通にレンジでもおいしいと思う。むしろしっとり系だからレンジの方が相性いいかもしれない。

 

 

(おわり)

 

   

ほうじビール【レビュー】『焙煎生ビール』サッポロ

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【紹介】

コクと香りが強いビール。

【感想】

焙煎なのに”生”ビールとはこれいかに。何の説明書きもないのでよくわからないが、どこかの工程で、何かを焙煎しているらしい。

エールビールのような琥珀色の液体で、コクも香りも普通のビールより強め。個人的には好きな味。

 

サッポロ 焙煎生ビール 350ml×24本

サッポロ 焙煎生ビール 350ml×24本

 

 

(おわり)

久々のマジキチ映画【映画レビュー】『アイアムアヒーロー』

   

 

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【紹介】

日本のゾンビ映画。原作は同名漫画。ZQN「ゾキュン」と呼ばれるゾンビが登場する。

【感想】

日本の映画でこれほど面白いのは久々に見た。大泉洋の演技が良い。さすが実力派俳優。根暗な感じ、頼りない感じが自然ににじみ出ている。

そしてゾンビであるZQNのクオリティが素晴らしい。嫌悪感を抱かせる見た目と挙動は、原作の雰囲気をよく表している。ゴア表現に遠慮がないのも良い。腕は千切れるわ、頭は吹っ飛ぶわ、自分の眼孔に指を突っ込むわ、高跳びのやり過ぎで頭は陥没するわ、狂気を感じるマジキチ映画。グロければ良いというわけではないが、変に控えめな日本の映画を見ていると萎えることもある。

有名俳優が出演していてポップなタイトル画像でもあるが、間違っても小さい子供や恋人と一緒に見てはいけない。そういう種類の映画ではない。

 

アイアムアヒーロー

アイアムアヒーロー

 

 

 

アイアムアヒーロー 1 (ビッグコミックス)

アイアムアヒーロー 1 (ビッグコミックス)

 

 

 

(おわり)

 

   

最古の英雄【読書感想文】『ギルガメッシュ叙事詩』矢島文夫・訳/ちくま学芸文庫

   

 

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【紹介】

紀元前2600年頃に実在したとされるウルクの王ギルガメッシュの活躍を描いた英雄譚。

原点は粘土板に楔形文字で記されている。

【感想】

ギルガメッシュに興味を持ったのは、Fateが理由だ。圧倒的な強さにあの慢心ぶりは忘れられない。Fateを知らずとも、ギルガメッシュの名はどこかで聞いたことがあるだろう。FFシリーズにも好敵手として何度か登場していたと思う。

さて、この矢島文夫版のギルガメッシュ叙事詩はWikipediaに載るほど有名らしい。確かにこの本は学術書と呼ぶにふさわしい内容で、訳者の苦労がにじみ出ている。原典に忠実に訳した証か、欠けている部分は本書の中でも空欄になっている。さらに、欠けている部分でも他の信頼の置ける資料から内容が確からしい部分は丁寧にカッコ書きで表現されている。それでいて、読み物としての読みやすさ・分かりやすさは確保されており、翻訳経験者としては畏敬の念を禁じ得ない。現代の「英→日」訳ならば時代は一緒だし、ある程度の文化は共有しているし、なにより参考にできる資料も多い。楔形文字を和訳するためには少ない資料を元に時代の壁、文化の壁を超えなければならない。

内容的にも、方舟の記述や蛇が悪役として書かれていることから聖書へのつながりが見えるし、死者の国の記述は古事記との類似性も指摘されていた。後の人類史にも登場する普遍的なテーマが扱われていることがわかる。

他を読んだわけではないが、日本語で読めるギルガメッシュ関連本としては第一級だと思う。

 

ギルガメシュ叙事詩 (ちくま学芸文庫)

ギルガメシュ叙事詩 (ちくま学芸文庫)

 

 

(おわり)