猫兎ライフ

美味しい食べ物にうまい酒、面白い本に楽しいゲーム、それさえあれば幸せです。

読書感想文

【読書感想文】『1日1ページ読むだけで身につく世界の教養365』文響社

// 【紹介】 1ページ毎に歴史・文学・視覚芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7つの分野についての記事が書かれている。ちょうど1週間で1ローテーションする。 【感想】 様々な分野についての幅広い内容が書かれている本。どれも興味を引くものばかり。1日1…

意外とまとも【読書感想文】『文化防衛論』三島由紀夫/ちくま文庫

// 【紹介】 三島由紀夫の論文や対談をまとめた本。 【感想】 三島由紀夫というと、市ヶ谷駐屯地に日本刀手をに立て篭もり、割腹自殺したイメージしかなかった。そうとうヤバい思想の持ち主なんじゃないかと。 しかし、この本を読む限り三島由紀夫はいたって…

愚かな少女たちの物語【読書感想文】『愚物語』西尾維新/講談社BOX

// 【紹介】 西尾維新の物語シリーズ。ファイナル〜シーズン終了後のオフシーズン第1弾。 【感想】 転校先でうまく馴染めない少女、部屋を片付けられない少女、失敗を嘘でごまかそうとしてさらなる失敗を重ねる少女が登場する。 一様に愚かな物語だった。 …

最古の英雄【読書感想文】『ギルガメッシュ叙事詩』矢島文夫・訳/ちくま学芸文庫

// 【紹介】 紀元前2600年頃に実在したとされるウルクの王ギルガメッシュの活躍を描いた英雄譚。 原点は粘土板に楔形文字で記されている。 【感想】 ギルガメッシュに興味を持ったのは、Fateが理由だ。圧倒的な強さにあの慢心ぶりは忘れられない。Fateを知ら…

シュロー裏山【読書感想文】『ダンジョン飯6』九井諒子

// 【紹介】 ドラゴンに食われた仲間を助けるため一刻の猶予もない主人公たちは、食料現地調達(モンスターを調理して食う)でダンジョンに挑む、というお話。 【感想】 ダンジョン飯の先輩(センシ)が仲間になる→何度もピンチになりながらドラゴンを見つけ…

メガネっ娘キタコレ【読書感想文】『よつばと!14巻』

// 【紹介】 主人公の女の子「よつば」を中心とした人々の日常を描いた漫画。 【感想】 メガネっ娘が登場した。この漫画はなんの脈絡もなく、新キャラが登場する。しかも説明はないままに。思えば13巻のばーちゃんも厳密にはメガネっ娘だが、それはさてお…

「このマンガがすごい!」のこのマンガがすごい【読書感想文】『乙嫁語り10』森薫

// 【紹介】 19世紀だか18世紀だかの、中央アジアの人々の生活を描いたマンガ。 【感想】 「このマンガがすごい!」に選ばれるのは、派手に人が死ぬか、無慈悲に人が死ぬか、やたらダークなマンガかだと、勝手にイメージしている。もちろん本当はそんな…

砂漠の狐【読書感想文】『「砂漠の狐」回想録 アフリカ戦線1941〜43』エルヴィン・ロンメル(訳:大木毅)/作品社

// 【紹介】 第2次世界大戦時、アフリカ戦線においてDAK(ドイツ・アフリカ軍団)を指揮したエルヴィン・ロンメル元帥による記録。 【感想】 実は、ロンメルによるアフリカ戦線についての本はすでにあるのだが、それは完全版ではなかった。一次訳者の意図で…

合鴨の正体【読書感想文】『新明解 国語辞典 第7版』三省堂

// 【紹介】 三省堂の国語辞典。 【感想】 辞書は引くものではなく、読むものだ。という話を度々聞くので、国語辞書を読み始めている。 あいがも【間鴨】カモとアヒルとの雑種。 合鴨というと、そういう種類のカモがいるのかと思っていたが、造られた生物だ…

久々のファミ通【読書感想文】『ファミ通』

// 【紹介】 No.1ゲーム総合誌(表紙より) 【感想】 ファミ通を買うのは久しぶり。もう何年も買っていなかった。 いろいろなゲーム情報を読むのはやっぱり楽しい。昔はよくゲームショップに行っていたけど、最近はネットで済ませてしまっているので、なかな…

最後の「歴史エッセイ」【読書感想文】『ギリシア人の物語Ⅲ 』

// 【紹介】 塩野七生さんの歴史エッセイ「ギリシア人の物語」シリーズ最終巻。この巻では主にアレクサンドロス大王について書かれている。 【感想】 いまさらながら初めて知ったことがあるのだが、この本は「歴史エッセイ」というジャンルらしい。ローマ人…

スチャラカチャカポコ【読書感想文】『ドグラ・マグラ』夢野久作/角川文庫

// 【紹介】 1889年生まれの作家、夢野久作の小説。このドグラ・マグラは構想10年の果てに完成した。 【感想】 本屋に通う人ならば、この表紙を見たことがない人はいないはずだ。有名な本なのでどこの書店にも置いてあるし、この表紙のインパクトは一…

本の方が分かりやすい【読書感想文】『2001年宇宙の旅』アーサー・C・クラーク/ハヤカワ文庫

// 【紹介】 超有名な、SF小説の傑作。スタンリー・キューブリック監督の同名映画も有名。 【感想】 映画の方を先に観ていたのだが、ラストの方は正直意味がわからなかった。小説の方が、大分話の内容を掴みやすい。それでも、今尚先鋭的な内容は、読む側の…

1年を物語シリーズカレンダーで振り返る

// www.monogatari-series.com 【はじめに】 昨年もいろいろ本を読んだが、西尾維新の「物語シリーズ」が一番おもしろかった。 話の内容は数日にまたがっていたり、刊行順と時系列が一致していなかったりと、時間の経過がやや分かりづらくなっている。 カレ…

ラプラスの悪魔【読書感想文】『人間とは何か』マーク・トゥエイン/角川文庫

// 【紹介】 老人が真理を伝え、若者が反発する。良くあるパターンの構成のお話。 「人間が自分で生み出すものは、何ひとつない ー ひとつの意見でさえも、ひとつの考えでさえも、生み出すことはできないのだ」(背表紙より) 【感想】 読んだのがちょっと前…

タイトルに異議あり【読書感想文】『サイエンス異人伝』荒俣宏/講談社ブルーバックス

// 【紹介】 科学者の奮闘の歴史をたどる(背表紙より) 近代科学について書かれた本。 【感想】 サイエンス異人伝、とタイトルにあったので幅広い時間軸をあつかうものだと思っていたら、近代の話だった。読み返してみると、イントロダクションにも近代を扱…

童貞をこじらせた結果【読書感想文】『デミアン』ヘッセ/新潮文庫

// 【紹介】 「車輪の下」で有名なヘルマン・ヘッセの本 【感想】 「東京グール」でこの本からの引用があったので気になって読んだ。 自分を特別だと思っているシンクレールという男が主人公。デミアンはその親友の名前。 シンクレールは「しるし」がどうと…

ボーナスステージ【読書感想文】『続・終物語』西尾維新/KADOKAWA

// 【紹介】 西尾維新の物語シリーズ。 【感想】 「お前ふざけんなよぶっ殺すぞトンチキ野郎」…「本当に風呂に入る奴があるか。それも人妻と。未亡人と」(斧乃木余接/本文より) 終始ゆるい雰囲気で話は進んでいく。人妻と一緒に風呂に入ったり入らなかっ…

暦らしいのか、らしくないのか【読書感想文】『終物語(上・中・下)』西尾維新/KADOKAWA

// 【紹介】 西尾維新の物語シリーズ。 【感想】 長らく謎であった存在の、忍野扇と対決する回。私はアニメから入ったので、扇ちゃんの不気味さがより強く印象に残っている。あの瞳の黒々さと人離れしたモーションはトラウマものだ。 ラストは特に好き。お人…

日常系かと思いきや【読書感想文】『暦物語』西尾維新/KADOKAWA

// 【紹介】 西尾維新の物語シリーズ。 【感想】 学校の怪談レベルの、怪異未満の話の短編集。かと思いきや最後の最後で主人公が死ぬ。日常からのギャップが素晴らしかった。 暦物語 (講談社BOX) 作者: 西尾維新,VOFAN 出版社/メーカー: 講談社 発売日:…

カタルーニャを語るーにゃ【読書感想文】『物語 カタルーニャの歴史』田澤耕/中公新書

// 【紹介】 最近なにかと話題のカタルーニャの歴史について書かれた本。 【感想】 カタルーニャが独立するとかしないとかニュースで耳にしたので、カタルーニャについて学ぶためにこの本を購入した。独立問題が浮上するまで、カタルーニャという名前すら聞…

踊らされている感【読書感想文】『憑物語』西尾維新/KADOKAWA

// 【紹介】 西尾維新の物語シリーズ。 【感想】 この話も、後々への伏線が盛りだくさんの回。正弦がらみの’踊らされている感’が特に好き。 憑物語 作者: 西尾維新,VOFAN 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/09/27 メディア: 単行本 購入: 6人 クリック: …

既視感のあるディストピア【読書感想文】『R帝国』中村文則/中央公論新社

// 【紹介】 「教団X」などを書いた中村文則さんの本。初版は2017年8月25日発行。 【感想】 いままで中村文則さんの本を読んだことはなかった。この本は書店に並べられていたのを気になって手に取り、少し読んで面白そうだと思い、買った。 この本を…

まさかの貝木回【読書感想文】『恋物語』西尾維新/KADOKAWA

// 【紹介】 西尾維新の物語シリーズ。今回の語り手は、まさかの貝木泥舟。 【感想】 恋物語というタイトルには、およそ最も似つかわしく無い人物が語り手だった。中・高生が登場人物の中心となる本作では、貝木はやはり大人だと感じさせられる話だった。1…

伏線【読書感想文】『鬼物語』西尾維新/KADOKAWA

// 【紹介】 西尾維新の物語シリーズ。 【感想】 ファイナルシーズンまで読み終えた今だからわかるが、後々への伏線が盛りだくさんの巻だった。ラストの肩車の場面は特に好き。 鬼物語 (講談社BOX) 作者: 西尾維新,VOFAN 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2…

【読書感想文】『囮物語』西尾維新/KADOKAWA

// 【紹介】 西尾維新の物語シリーズ。本作の語り手は、千石撫子。 【感想】 語り手が変わると新鮮で面白い。しかも今回は怪異本人。おっとりしているようでぶっ飛んでいて、気弱なようで取り付く島がない。戦闘力は過去最強クラス。 最初は、こいつが語り手…

話が長い【読書感想文】『花物語』西尾維新/KADOKAWA

// 【紹介】 西尾維新の物語シリーズ。本作の語り手は、神原駿河。 【感想】 この巻だけAmazonでの評価が低かったので、レビューを覗いたら一人語りが長いとのことだった。読んでみると、確かに長かった。正直うんざりするほどに。 阿良々木暦がいない高校と…

定番のTSモノ【読書感想文】『傾物語』西尾維新/KADOKAWA

// 【紹介】 西尾維新の物語シリーズ。今回はTS(タイムスリップ)モノ。 【感想】 この話は特に好き。スケールも大きいし(文字通り世界が滅びる)、この手の話に有り勝ちなタイムパラドクスの問題も腑に落ちる形になっている(タイムスリップを含んだ多世…

本題が始まるまでに半分の紙面【読書感想文】『猫物語(白・黒)』西尾維新/KADOKAWA

// 【紹介】 物語シリーズ、羽川翼がメインとなる話。 【感想】 ここまでよく我慢してくれた。 礼を言う。 さあ、本題だ。(本文より) 黒では、上記の通り本題に入るまでに半分以上のページを使っている。つくづく自由な小説だと思う。白の語り手は羽川翼で…

ハミガキ回【読書感想文】『偽物語』西尾維新/KADOKAWA

// 【紹介】 物語シリーズ、第3弾。 【感想】 今回は伝説のハミガキ回。アニメ版も大概だったが、字面も相当なものだった。ハミガキの印象が強すぎるのだが、偽物語には兄妹愛が書かれているので好き。 偽物語(上) (講談社BOX) 作者: 西尾維新,VOFAN 出版社…