洋画などを観ていると、ときどき「アラモ」という言葉を耳にします。前々から気になっていたのですが、ちょっと調べてみたのでまとめてみます。
元ネタは「アラモの戦い」
アラモとは、スペインの布教所としてのちのテキサス州となる土地に建てられた要塞だそうです。19世紀のテキサス独立戦争の際に、テキサスの守備隊はアラモを拠点として圧倒的に優勢なメキシコ軍と戦い、全滅しています。この戦いが「アラモの戦い」と呼ばれています。
映画化もされている
1960年に、ジョン・ウェイン主演で『アラモ』というタイトルでこの戦いは映画化もされています。ジョン・ウェインといえば、数々の西部劇に出演しておりアメリカ人のヒーロー的存在です。この映画化により、アラモが有名になったのではないかと思います。
登場シーン
映画「プライベートライアン」にも、「アラモ」が登場しています。実際のアラモ要塞ではなく、退却場所の呼称として、アラモという単語が使われています。著作権の関係で画像を載せることはできませんが、市街地戦の最終局面で優勢な敵から退却する際に「アラモ!アラモ!」と叫びながら米兵が走っています。ミラー大尉(トム・ハンクス)は、戦闘開始前に退却場所を定め、その場所を「アラモ」と名付けていました。アラモとは、不利な状況で戦う際の拠点として、象徴的な意味を持っているのだと感じられました。
【まとめ】
・アラモとは布教のための拠点
・テキサス独立戦争の際に戦場となった
・拠点として、象徴的な意味を持つ呼称
アメリカ映画を観ていると、アラモを耳にする機会はあるのではないか思います。この言葉の意味と背景を知った上でそれらを観れば、より一層理解が深まるのではないかと思います。