世界のどこでも生き残る 完全サバイバル術 (ナショナルジオグラフィック)
危険はふいに訪れるものだ。(表紙袖より)
【紹介】
「ナショナルジオグラフィック」は、地理学、人類学、自然・環境学、ポピュラーサイエンス、歴史、文化、最新事象、写真などの記事を掲載している雑誌です。
この本には、世界中に探検家を派遣してきたナショナルジオグラフィック協会が収集した、地球上のあらゆる場所でのサバイバルに役立つ情報が収められています。
【概要】
まず、基礎編として道具や技術などの初歩的なことが書かれています。そして、地球上の様々な土地でのサバイバルに必要なことがまとめられています。
各気候ごとに、「準備」「火」「水」「シェルター」「食料」「応急処置」「危険を察知する」「救難信号」「ナビゲーション」といった項目があります。
目次
本書の使い方
はじめに
Chapter1 基礎編:心と体の備え
Chapter2 基礎編:技術と道具の備え
Chapter3 温帯林
Chapter4 湿地と熱帯雨林
Chapter5 高山
Chapter6 砂漠
Chapter7 極地と亜極圏
Chapter8 水上
Chapter9 自宅
Chapter10 自然災害
Appendix 資料
【感想】
今まで「全てを網羅した」サバイバル・マニュアルというものは存在しなかったのだ。(はじめに)
「はじめに」で記されているように、この本は考えうる全ての状況でのサバイバル方法について書かれています。全ページカラー刷りで、挿入されている写真も綺麗なので読みやすくてわかりやすかったです。
様々な条件に合わせたサバイバル方法が書かれているので、アウトドアでレジャーを楽しむときは、一読しておくと安心です。キャンプ、ダイビング、登山、スキー・スノーボード、山菜採り、釣り、海水浴などこの本でカバーできる範囲は非常に広いです。地震や竜巻などの自然災害時の対応も書かれているので、自然災害の多い日本ではさらに本書の活躍の機会は多そうです。
「全員生還のためには、理論的な考え方と目的を明確にしたプランが必要だ」
「現場でむやみに動きまわる人ほど早く命を落とす」
実際の遭難体験が数多く語られているので、遭難者の心理状態や行動がよくわかります。上記のような、実体験に基づくサバイバルの格言もあちらこちらに散りばめられています。
非常によくまてめられている本なので、一家に一冊あると安心です。日頃からこの本を読んで備え、出かけるときやいざという時は携行したいと思います。
(おわり)
世界のどこでも生き残る 完全サバイバル術 (ナショナルジオグラフィック)
- 作者: マイケル・S・スウィーニー,ナショナルジオグラフィック
- 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社
- 発売日: 2011/08/25
- メディア: 単行本
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