江ノ島でヒイラギが釣れました。
【仕掛け】
6号流線バリ:がまかつ(Gamakatsu) 糸付 ケン付流線(白) 6-1
2号ナス型オモリ:第一精工 パックオモリナス型 2号
人工餌:マルキュー(MARUKYU) パワーイソメ(中) 青イソメ
【釣り】
まずは海藻が釣れました。
ゴミも釣れます。
ワカメも釣りました。根こそぎです。
そしてようやく釣れた魚が「ヒイラギ」です。
小ぶりな魚で、この写真のように嘴(くちばし)が下方に伸びるのが特徴です。また、体表はヌルヌルで覆われています。
この日の釣果はこのヒイラギ1匹のみです。夜釣りでメバルを狙ってみましたが、ダメでした。
【調理】
このヒイラギ、釣られたのが余程不服なのか不満にみちあふれた顔をしています。この時点ですでに死んでいるのですが、感情のこもった表情をしています。釣ったその場で活き締めしてクーラーボックスに入れて持ち帰ったので、鮮度は抜群のはずです。ハサミで背骨を切断して締めました。
このヒイラギの調理方法は、「刺身」と「あら汁」です。塩焼きが美味しいと釣り人が教えてくれたのですが、せっかく鮮度の良い魚なのでお刺身で頂くことにしました。おろす過程で出る残骸も有効活用するためにあら汁も作ります。
塩で揉むと表面のヌメヌメが取れると通りすがりの人が教えてくれたので、まずは塩にまぶします。塩で揉んで水で洗って、を3回ほど繰り返すとヌラヌラがなくなります。
頭を切り落とし、腹を裂いて内臓を取り除いて軽く水洗いします。
背骨を境に身を切り分け、三枚下ろしにします。
身から皮を剥げば、刺身の出来上がりです。小さなヒイラギだったので、2切れの身にしかなりませんでした。
頭、背骨、皮はあら汁にします。水から煮込んで、インスタント味噌汁をブチ込めば完成です。
【実食】
刺身:脂の乗った白身でした。コリコリと食感はしっかりしているのに、まろやかさもあるという完璧超人な味でした。まさに鮮度のなせる技だと思います。
あら汁:ヒイラギは汁にしてもおいしかったです。魚の出汁がしっかり出ていて、身もプリプリでした。可食部は少ししかありませんでしたが、食べ応え十分でした。
【ヒイラギンヌ、ヒイラギヌス】
ところで「ヒイラギンヌ」という響きが耳に心地よくてたまりません。「ヒイラギヌス」もまた捨てがたい耳触りです。
「聖槍ヒイラギヌス」「ローマ皇帝ヒイラギンヌ」・・・あると思います。
(おわり)