【紹介】
1962年に発表された、近未来を描いた小説です。暴力的な描写が有名です。
時計じかけのオレンジ 完全版 (ハヤカワepi文庫 ハ 1-1)
- 作者: アントニイ・バージェス,乾信一郎
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/09/05
- メディア: ペーパーバック
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【感想】
なんのことはない、典型的な近未来モノの小説でした。変わった言葉遣いと、奇抜なファッション。そういうものが近未来的でカッコ良いと思われていた時代があったのでしょう。ジョージ・オーウェルの「一九八四年」もそうでしたが、国家権力による監視と洗脳というのが、冷戦期の流行の題材だったのでしょう。
「ビブリア古書堂の事件手帖」に登場していたので読んでみましたが、そんなにショッキングな内容でも、考えさせられるような内容でもありませんでした。キューブリック監督の映画の方が有名なのかなと感じました。
(おわり)