猫兎ライフ

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日本詰んでる問題【ニュース】

   

 

17年の出生数、最少の94万6千人 出生率は1.43に低下 :日本経済新聞

【攻防・終盤国会】野党、「モリカケ頼み」の展望なき遅延戦術 - 産経ニュース

【主張】非正規格差で判決 同一賃金の原則を確かに - 産経ニュース

定年後再雇用、待遇格差は不合理でない 最高裁判決 :日本経済新聞

 

最近のニュースを見ていると、日本詰んでるなぁとあらためて思う。

出生率1.43は低すぎる。都道府県別最高の沖縄でさえ、1.94だという。現状も維持できないジリ貧の数値だ。人口は税収などに直接作用する重要な要素だ。働き手がいなくなれば経済が立ち行かなくなり、国防もままならなくなる。年金制度も破綻する。

少子化をどうにかしなければ根本的解決にはならないのに、労働力確保のために定年を伸ばしたり、そのための格差是正の問題など瑣末なことが話題になっている。現役世代に関しても、正規社員と非正規社員の間のため同一労働同一賃金が叫ばれている。しかし、労働力の流動性を高める方が重要なのではないか。終身雇用が前提となり、同じ会社で長く働き続けた方が有利になる。だから労働者は会社を辞められず、会社側は悪条件で労働者をこき使うことができる。

企業は企業で、本来ならば潰れてしかるべき経営状態でも、労働者を犠牲にすることで生きながらえることができてしまっている。ブラック企業を完全にホワイトな状態にしたら、果たして生き残ることができるのか。残業を制限して、給与や残業代を適正な水準で支払ったら、日本の企業の多くは潰れてしまうだろう。

これらの問題を解決しなければならないはずの国会は、しょうもないことに議論の時間を浪費している。国内外に問題が山積しているこの状況で、モリカケなどと言っている場合か。現状、野党に政権運営能力があるとは思えない。与党は与党で現状にあぐらをかいているのか、失言が目立つ。言葉のあげあしを取るつもりはないが、資質を疑わざるを得ない人物がいるのも確かだ。

 

今の日本を見ていると、老いて死んでいく動物を思い描いてしまう。節々は歪み、身体中が病巣に侵され、身動きも取れずに苦しみながら息絶えるのだ。

(おわり)