「ひと夏の恋」「夏の思い出」
夏は、新たな物語が始まる予感のする季節です。私が今まで接した、オススメの「夏の物語」を紹介します。
AIR(アニメ、2005年、京都アニメーション)
ひと夏の物語といえば、やはりこれでしょう。元は、恋愛趣味レーションゲームのようですが、アニメの方が有名だと思います。流れ者の主人公の青年が、少女たちと出会い、不思議な物語を紡いでいきます。悲しいような切ないような話です。泣けます。
AIR Blu-Ray Disc Box (Newパッケージ)
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2008/11/28
- メディア: Blu-ray
- 購入: 4人 クリック: 100回
- この商品を含むブログ (44件) を見る
8月の博物館(小説、2006年、瀬名秀明)
夏の小説というと、真っ先に思い浮かぶのがこの小説です。少年が博物館で体験する、ひと夏の不思議な物語が語られています。不思議な少女と出会う、ボーイ・ミーツ・ガールな物語でもあります。入れ子構造のような不思議な構成で、没入感が半端ではありません。安部公房の『箱男 (新潮文庫)』とは、また違った趣のメタなお話です。
スタンド・バイミー(小説、1982年、スティーブン・キング)
4人の少年が、死体を探す冒険に出る物語です。それぞれの登場人物の人間関係や、当時のアメリカの様子がリアルに描写されています。過去記事も参考にしてください。
サマーウォーズ(映画、2009年、細田守)
もう、公開されてから6年になるんですね。早いものです。この物語の、ヒロインの女の子がかわいいんですよね(ペロペロ)。私のように『マトリックス』とか、『攻殻機動隊』とか、『アヴァロン Avalon』とかの、仮想現実ものが好きなひとは楽しめると思います。あと、この映画を観たあと、花札を始めたのは私だけではないはずです。小説もありますが、劇中の仮想現実空間「OZ」のグラフィックはとても綺麗なので、ぜひ映像で見ることをオススメします。
(おわり)