バイクを買うとなると、1番気になるのは排気量ですよね。排気量によって、免許の種類や、かかる税金や、制限速度も異なります。
今回は、バイクを排気量別に考えていきます。
【49cc未満】
いわゆる原チャリです。正式名称は、原動機付自転車。要するに、エンジンをくっつけたチャリンコってことです。
16歳から免許取得可能、車検無し、自動車保険の特約に入れられる、などの利点があります。欠点は、制限速度30km、2人乗り不可、一部交差点で二段右折が必要などです。
「バイク」という感じはあまりしませんが、軽量で小回りが利くので、通勤・通学・近所の買い物には便利です。
おばちゃんが乗っているようなスクーターや、カブ50、モンキーなどのネイキッドもあります。
【50〜125cc】
ちょっと強くなった原チャリです。この排気量帯だと2人乗り可能、最高速60km、二段階右折不要となり、一気に自由度が広がります。
それでいて、車検の必要はなく、税金も安いので、普段乗りにはベストの排気量だと思います。
業務用のカブは、90ccとか110ccだった気がします。ある程度のパワーもあるので、荷物運搬にも使えるみたいです。ときどき、カブに荷物満載したライダーを見かけます。
【〜250cc】
この250ccを越えたあたりから、「バイク」って感じがしてきます。250ccからは高速道路の走行も可能になり、これ以下の排気量帯にあったような規制がなくなります。
各メーカーが出しているラインナップも増えてきます。250のアメリカンなどもあるので、選択の幅が広がります。
良いことばかりですが、さらに車検もありません。税金・自賠責はやや上がってきますが、維持費は低めです。
【〜400cc】
400ccともなれば、完全にバイクです。高速道路も無理せず走行できますし、2人乗りでも十分な加速が得られるだけのパワーがあります。
街乗り、買い物、キャンプツーリングと、なんでもそつなくこなす排気量です。各社が最も力を入れている排気量の一つであるとも思います。400ccで探せば、だいたい好みのデザインのバイクに巡り会えます。
反面、車検の必要が生じ、税金なども値上がりするので、維持費が高めです。
【400cc〜】
400cc以上は、完全に趣味の領域に入ります。大型自動二輪免許が必要になりますし、税金や車検・整備など、維持費も高額です。
ハーレーは最低でも750cc(確か)なので、大型自動二輪免許が必要になります。ヨーロッパでメジャーな排気量帯である600〜700ccクラスも同様です。
コストパフォーマンスは下がりますが、大排気量のバイクには抗いがたい魅力があります。ハーレーの重厚かつ小気味の良いエンジン音は、小さい排気量のバイクでは再現不可能です。ハーレー乗りの知人とツーリングへ行った際は、その音に聞き惚れてしまいました。また、SUZUKIのハヤブサのように、1速ギアで0km/h→100km/hまでわずか2.6秒で加速してしまう化け物スペックも大排気量ならではです。
【まとめ】
49cc未満:ちょい乗り用。
50〜125cc:コスパ最強。普段使いに最適。
〜250cc:コストを抑えつつ、バイクを楽しめる。
〜400cc:オールラウンダー。コストはかかるが、なんでもこなす。
400cc〜:コスト度外視。完全に趣味の領域。