猫兎ライフ

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大人向けのアニメ【映画レビュー】ルパン三世 カリオストロの城

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【紹介】

ルパン三世 カリオストロの城』は、モンキー・パンチ原作のアニメ「ルパン三世」の映画化作品です。宮崎駿の映画初監督作品でもあります。公開は1979年です。

【あらすじ】

世界的な怪盗ルパン三世の一味は国営カジノの大金庫から札束を盗み出すが、それが「ゴート札」と呼ばれる幻の偽札であることに気づく。ルパンには若気の至りでゴート札の謎に手を出し痛い目にあう過去があった。「次の仕事が決まった」と札束を投げ捨てたルパンは、ゴート札の出処と疑われているヨーロッパのカリオストロ公国に向かう。Wikipediaより)

 

   

【感想】

久しぶりにこの映画を観ました。そして第一に感じたのが「ルパンの仲間、大人でかっこいい!」ということでした。仲間同士のやり取りや、言動、ちょっとした仕草もクールで魅かれるものがありました。大人になってから(仕事を始めてから)この映画を観たのは初めてだった気がします。子供の頃は金曜ロードショーで放映されるたびに観ていましたが、彼らが醸し出す大人の魅力は、子供には理解することはできないでしょう。「泥棒」ではありますが、自分の仕事に誇りを持ち、楽しんで取り組んでいる点も見習いたいところです。

政治的なところも、大人向けだなと感じる点です。国際警察は、偽札作りを掌握していながらも、国際犯罪ではないためなかなか捜査に踏み出せません。会議の場も、ソ連と西側諸国で議論が紛糾してしまいます。結局、銭形警部はルパン逮捕を名目にカリオストロ城に乗り込みます。「大人の事情」というものを理解していると、より一層この映画を楽しむことができると思います。あの茶番の必要も今回初めて理解できました。

この映画最大の見どころは、クラリスかわいい、という点です。宮崎駿監督にはロ◯コン疑惑がありますが、さすが良い仕事をします。可憐でめちゃくちゃ良い娘でした。

(おわり)

 

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