電子レンジの内部は、家の中でも特にカビが繁殖しやすい場所です。
レンジにかけた食材は、ときどき爆ぜて飛び散り壁面に付着します。また、熱せられた食材は水蒸気を発し、密閉された空間は高温・高湿度の状態になります。つまり、レンジの内部は、「栄養・温度・湿度」の3拍子が揃ったカビの繁殖に最適な環境となります。
カビを防ぐためとはいえ、使用の都度レンンジの中を洗うなんて面倒臭いことはしたくありません。また、口に入れるものを扱う場所なので、塩素などの強力な薬剤の使用も避けたいところです。
カビては掃除し、またカビては掃除の繰り返しをしていた私ですが、画期的な解決法を思いつきました。それは、
『電子レンジの使用後に、扉を開けっ放しにする』
という、手間も時間もかからない方法でした。
レンジの使用後に扉を閉めてしまうと、熱と湿気がこもりカビの繁殖に最適な環境にんってしまいます。ところが、使用後そのまま扉を開けておくと、熱も湿気も飛んで行ってしまいます。また余熱のおかげで、内壁に飛び散った食材の湿気も飛んで乾燥してしまうので、カビる可能性が低くなります。
扉を開けっ放しにしておくのは、少々ズボラで見た目は悪くなりますが、カビの防止効果は絶大です。この方法を始めてからは、一度もカビが発生していません。電子レンジのカビに苦しんでいる方は、是非一度試してみてください。
(おわり)