【紹介】
古くはメディチ家や三井越後屋から、AppleやAmazonなどの現代の企業のビジネスモデルまでが紹介されています。
【感想】
私自身はビジネスオーナーでも起業家でもないのでさらりと流すように読みましたが、様々なビジネスモデルが興っては消えていったのがよくわかる本でした。
例えば、ジレットは剃刀の刃を消耗品として使い捨てにする「替え刃モデル」を生み出しました。それとは対照的に、AppleはOSやクラウドサービスを無料として高性能なハードを売り出す「逆替え刃モデル」です。
どのモデルも一時は市場を支配しますが、競争や技術の進歩によって対応できなくなっていきます。多様なビジネスモデルを学ぶとともに、いずれはどんなモデルも時代遅れになるという事実を思い知らせてくれる本でした。
(おわり)