【紹介】
ダンジョンの魔物を料理して食べながら冒険する漫画です。
【感想】
2巻までは読んでいたのですが、気づいたら4巻まで出ていたので3巻と合わせて読みました。
3巻は海洋生物メインで、4巻ではついに炎竜(レッドドラゴン)とも戦いました。魔物を食べるキワモノ系の漫画かと思われがちですが、設定が丁寧で細かく絵がきれいでキャラも魅力的な非常に面白い漫画です。
まだまだ物語は続きそうなので、気になる伏線をメモしておきます(ネタバレあり)。
〈狂乱の魔術師=ダークエルフ?〉
4巻のラストに肌が褐色のエルフらしき人物が登場します。2巻の生ける絵画の中にもそれらしき人物がいるので、ダンジョンに取り込まれた王国と関わりの深い人物であることに間違いはなさそうです。4巻では、初めてダークエルフという単語も登場しました。
〈迷宮グルメガイドの著者〉
ライオスが携行している本「迷宮グルメガイド」には様々な魔物の調理法などが書かれています。魔物食の先輩としていつかその著者が登場するのではないかと期待しています。
〈センシが持っていたアダマントの鍋とミスリルの包丁〉
いくらドワーフとはいえ、レアな素材の装備を2つも所持しているのはすごいことだと思います。今後強敵に立ち向かうための武器を手に入れる際は、センシの仲間か故郷かの協力を仰いで作ることになるかもしれません。
〈ファリンの覚醒〉
マルシルの黒魔術によって蘇生されたファリンですが、すこぶる調子が良さそうです。マルシルに魔力を分け与える余裕を見せたり、詠唱もなしにドラゴンの爆発に耐える防御魔法を発動させたりしています。蘇生に竜の血肉を使ったので、何らかの影響があったのかもしれません。ライオスのケン助(剣)もファリンの手から逃れる様に跳ねていました。
〈残された魔法陣〉
ファリン蘇生の黒魔術の魔法陣は、爆発で大半が吹き飛びましたが実は一部残っています。「消せば大丈夫」とマルシルは言っていましたが、ちゃんと残っています。しかもその魔法陣を狂乱の魔術師(?)が見つめていました。嫌な予感しかしません。
〈迷宮の存在理由〉
マルシル曰く、この迷宮は「何重にも計算を重ねて膨大な魔力を循環させ続けている」とのことでした。死を禁ずるほどの強力な呪いがかけられたこの迷宮は、一体何のために存在するのか。生ける絵画の中の狂乱の魔術師(仮)は、悪人ではない感じだったので、王国の再建とかが目的なのかもしれません。
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(おわり)