【紹介】
1984年原作のサイバーパンクSF小説です。
【感想】
攻殻機動隊やマトリックスの、「荒れた現実世界+きらびやかな電脳世界」という世界観はこの小説が元になっているのではないかと思います。
ハイテクと汚濁の都、千葉シティの空の下、コンピュータ・ネットワークの織りなす電脳空間を飛翔できた頃に思いを馳せ・・・(背表紙より)
防衛手段によってハッカーの脳が焼かれたり、電脳世界が非常に視覚的に表現されていたりします。
あと気になったのが素子(そし)という言葉です。電気回路などの構成要素を指す言葉で作中にもよく登場するのですが、これが草薙素子の名前の元ネタなのではないかと思いました。
(おわり)