新型コロナウイルスが猛威を振るっているね。全国各地で感染者が増えている。死者も出ている。学校が休校になったり、仕事がテレワークになったり、ディズニーランドとUSJが閉演になったり、北海道で緊急事態宣言が出されたり。デマに惑わされた衆愚達がトイレットペーパーやティッシュペーパー、生理用品を買い占めたり。
政府の対応にも、遅いだの急すぎるだの批判が出ている。
ここで、感染症対策のお手本とも言うべき映画があるので紹介しよう。
「アウトブレイク」だ。1995年のアメリカ映画。密輸入されたサルから、エボラのような病気が伝染・拡大しパンデミックを起こす。感染症の封じ込めや対応において、今回の新型コロナウイルス対策にも参考にできそうな事例が多くあったので紹介する。
【ウイルス封じ込め】
まずは封じ込め。軍を出動させ、問答無用で街を封鎖。夜間に電撃的に展開した。
街を鉄条網で囲い、道路には検問を敷いて軍関係者以外の出入りを厳しく制限した。
地上には軍の車両、空にはヘリコプターが巡回し、脱走を図る者に警告を行う。
警告に従わない場合は、無慈悲な機銃掃射を浴びせる。
【感染予防】
感染症対策のために派遣された職員は当然のようにハザードスーツを着用。手袋やブーツのつなぎ目はテープでシーリング。ちなみに手袋は2重に装着している。
街の封鎖にあたっている軍人も防護衣を着用。
住民は強制自宅待機。
【汚物は消毒】
少しでも感染が疑われる対象は逃がさない。
拡散したウイルスは感染者もろとも街ごと焼き尽くすしかない。通常なら核一択だが、アメリカ国内なので仕方なく通常兵器を選択。
ひとつの街を犠牲に一件落着。(ウソ。これは冒頭の別のシーン)
【まとめ】
この記事自体はネタで書いたけれど、本気で感染症対策をするならばこの映画でやっているレベルで対処しなければならないだろう。
クルーズ船の乗客は無期限の下船禁止。日本人含め中国湖北省からの渡航禁止。感染者との接触が疑われる人は隔離の上経過観察。即時に学校は休校、娯楽施設は閉園、イベント・ライブ等は中止。公共交通機関は停止。公務員の稼働は最小限にして、ライフライン関連以外の民間企業は休業。
…最初の段階でこれくらいしなければね。経済も、個人の人権も完全無視して。
それから、感染予防したかったらマスクなんかしてないで、ハザードスーツを着用しよう。
しかし、致死率がさほど高くなく、流行を抑えにくい普通の風邪と同じコロナウイルスの派生形ごときにここまで過剰な対策をすべきかというと難しいところだ。
放っとけば高齢者とか死ぬし、対策すればするほど経済は回らなくって食いっぱぐれる人が出る。どうあがいてもどこかに犠牲は出る。
こういうときトップは厳しい判断を迫られる。
この映画で一番好きなセリフ
「彼らは統計数字じゃない 血の通った人間だぞ!」
それはそうと、個人的には新型コロナウイルスの影響は全くと言っていいほど受けていない。この程度の事態では仕事に影響は無いし、副業(?)のFXは相場こそ荒れているものの収支はプラス。災害に備えて食料も日常消耗品も余裕を持たせていたので、特に困っていることもない。対策といえば、肉をたくさん食って体力をつけて、よく寝ているくらいか。普段から鍛えているから、コロナごときで死ぬ気がしない。マスクは無駄だから付けていない。備蓄のマスクはまだ温存。また鼻風邪でもひいたときに使おうと思う。
どうせウイルスのせいでみんな暇になると思うから、「アウトブレイク」を観て本当にヤバい感染症が発生した時のために予習しよう。
(おわり)