猫兎ライフ

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5Gの本を読んだ【読書感想文】『60分でわかる!5Gビジネス最前線』佐野正弘著

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5Gとは、現在のモバイル通信規格4Gの次の世代の規格のことだ。高速大容量、低遅延、多数同時接続を特徴としている。

個人的に、5Gはオーバースペックであまり流行らないと思っていた。テレビが8Kになるといわれても、正直いまの画質で十分だし、そもそもテレビ見ないし。映画が数秒でダウンロードできるといわれても、ストリーミングで十分な気がするし、出先で映画を観る機会もそうそう無い。

だが世の中は確実に5G化に向けて進んでいる。自分が興味ないからと目を背けているのはなんだか年寄りみたいなので、本を読んで勉強することにした。あとauのCMが良かったから興味が湧いた。

youtu.be

このauのCMいいよね。5Gの可能性が伝わってくる。セカオワの曲もいい。最初は海外のEDMかと思った。他のCMが代わり映えのしない料金プランの宣伝に終始している中で、異彩を放っていた。

この本によると、日本は5Gの導入が1年以上も遅れている状況なのだそうだ。もともと先行していたはずの日本が、追い越されていたらしい。諸外国が力を入れということは、将来性があるということだ。日本はこういうの疎いからね。

5Gはスマホ以外で活躍しそうな感じだ。自動運転とか、建設機械・医療機器の遠隔操作とか、クラウドサービスの高性能化とか。アイデアはあるけど、技術的に厳しかったテクノロジーが現実化していく感じかな?

IoTが本格的に進んでいくのだろう。心配なのは安定性とセキュリティ面だ。5Gの電波は周波数的に届く範囲が狭いらしい。5Gが生活に欠かせないものとなったときに、いかに安定して安全な運用ができるかが課題だな。自動運転車が圏外になって暴走とかシャレにならん。クラッキングされてコンビニとかに突っ込まれてもたまらない。

それでも新型コロナウイルスでテレワークとか在宅勤務が流行ってるし、5Gが導入されれば人々の間に浸透していくのは意外と速そうだ。

(おわり)