三体完結編となる第3巻死神永生を読んだ。2巻のラストで暗黒森林抑止が成立し、キリも良かったので、このあとどうするんだろ?って思ってた。なので3巻の冒頭が15世紀のコンスタンティノープル包囲戦から始まったのには驚いた。
その後も驚きの連続の巻だった。しょっちゅう冬眠して時間はどんどん進むし、状況はどんどん変わるし、新しい技術もたくさん出てくる。ラストの方は完全に人知の範囲を超えていた。話のスケールのでかさが半端ない。時は加速する。好きなキャラはウェイド。「前へ!前へ!なにがあろうと前へ!」
とても面白い本だった。純粋に読んでて楽しいし、知的好奇心もそそられた。想像力が搔き立てられる。なかなかこういう本には巡り合えないものだ。ネトフリでのドラマ化も楽しみにしている。
(おわり)