先日、ちいかわに新たなキャラが加わった。
カニ、だ。
— ちいかわ💫アニメ金曜 (@ngnchiikawa) 2023年1月23日
元々は全身グレーのモブとして登場していた。
古本屋をやっているらしい。モモンガによくからまれている。
モモンガにカニのカチューシャをもらい、モブからカニに「成った」。
ちいかわ世界の生態系はいまだに謎が多い。ネームドキャラの誕生が描かれたのは、初めてではなかろうか。
これ、モブとのからみが増えて仲が良くなったからカニとして見ることができるようになった、のでは無いと思うのよね。聲の形的な、見る側の認識が変わって世界の見え方が変わった、というのとは違う。あの瞬間にモブからカニに、まさしく「成った」のだと思う。
ちいかわの世界ではかわいさが重要なファクターになっているのではないだろうか?あのモブは、モモンガとからむことによって「振り回されキャラ」というかわいさポイントが溜まっていた。そこにあのカニのカチューシャが最後の決め手となり、かわいさポイントが規定値以上に達したため、ネームドキャラであるカニになることができた、という仮説だ。
ネームドキャラなら簡単に死ぬことはないだろうし、利点も多そうだ。
そして、私が恐れているのが「モブ堕ち」だ。かわいさポイントを貯めることでネームドキャラに成り上がれるのならば、逆にかわいさポイントが減ることによってモブに堕ちることもあり得るのではなかろうか。
主人公であるちいかわ。戦闘能力は低く、草むしり検定にも落ち続けている。現在は、ダメっ子キャラということでかわいいポイントを稼いでいるが、みんなの足を引っ張る場面が目立つ。
もし、周りのみんなが彼に愛想を尽かしてしまったら?いつまで経っても草むしり検定に合格できなかったら?討伐任務でのミスで仲間が重大な怪我を負ってしまったら?
ダメっ子キャラが通用しなくなったとき。かわいさポイントが足りなくなってしまったとき。
彼から色彩が失われ、灰色の身体となり、他のモブと見分けがつかなくなってしまうのではないかと、危惧している(愉悦)。
(おわり)