【紹介】
攻殻機動隊などのアニメや映画の監督として有名な押井守さんの本です。
【感想】
序盤は、うんこの話から始まります。大便のはなしです。
「悪臭と跳ね返りからの解放」(本文より)
や、
不潔を嫌うという審美的満足感は、…(本文より)
など、大便や水洗トイレに関するウンチクが続きます。
読み進めてもゾンビに関する描写は少なめで、荒廃した世界で「死生観」や「精神と身体」などについて考えを巡らす主人公の内面の描写がメインです。小説というよりは、著者の考えを綴ったエッセイ集のような印象を受けました。
(おわり)