ヒトデが釣れました。ネットの「釣り」ではなく、リアルな方の「釣り」です。
ある春の日の江ノ島でのことでした。
【ヒトデの釣り方】
②適当な場所に投げ入れてしばらく待ちます。
③なんとなく重さを感じるようになったら引き揚げます。
生のヒトデを間近で見たのは初めてです。ヒトデの裏側には触手がうごめいていました。中央の口のような場所で、がっちりとエサのイソメを咥えていました。表側は青色です。
以前買った『釣魚1400種図鑑』と参照してみると、どうやら釣り上げたのは「モミジガイ」というヒトデのようです。食味は「不」とあるので美味しくはないのでしょう。産卵期のヒトデの卵はウニのような味がするようですが、近海のものは人体に有害な重金属を含んでいる可能性があるそうです。釣ってすぐリリースしました。
【フグの釣り方】
②磯の付近に投げ入れてしばらく待ちます。
③「プルプル」と弱い当たりを感じたら釣り上げます。
赤い目と、上部の斑点模様が特徴的な小ぶりのフグでした。怒っているのか、ふくれています。フグは食べたら死ぬのでリリースしました。
同じポイントでまたフグを釣りました。さっきのフグよりさらに小ぶりです。リリースしました。
『釣魚1400種図鑑』によると、このフグは「クサフグ」のようです。食味は「毒」。食べなくて正解でした。
ところで、魚というのはフグ毒に敏感に反応するらしく、
フグ毒を混ぜた餌には唇が触れただけで接触を拒否する。(本文より/魚の行動習性を利用する 釣り入門―科学が明かした「水面下の生態」のすべて (ブルーバックス))
とのことでした。もしかしたら、フグが口に含んだエサや針、フグに触れた手で触ったエサなどには食いつかなくなる可能性もあるのかもしれません。今度フグを釣ってしまったら、より慎重に対処したいと思います。
次は食べれる魚を狙います。
(おわり)