「仕事に取り組む姿勢」と「実際にどう動けばいいのか」を教えてくれる本(帯)
【紹介】
東京大学卒、ハーバード・ビジネススクール修了、ライフネット生命保険株式会社代表取締役副社長という経歴・肩書きを持つ岩瀬大輔さんによる働き方の本。
【感想】
仕事をする上で、非常に参考になる内容が書かれています。
●50点で構わないから早く出せ
●「何のために」で世界は変わる
●休息を取ることも「仕事」だ
などなど。社会人になる前に知っておきたかったことが盛りだくさんです。
ただ、一つ問題があるとすれば、
入社1年目じゃ、わからない!
ということです。仕事というのは、体で覚えていくものです。だから、実際に働いて色々つまずいたり失敗したりして初めて、この本の言っていることが理解できると思います。
まあ、本のタイトルはキャッチーにするために「入社1年目の…」となっていますが、この本が気になって買う人は、だいたい入社2〜3年目以降の人ではないでしょうか。(私もそうです。)入社してすぐ読んでも、「ふ〜ん。」くらいの感想しかなかったと思います。
あと最近私が感じるのは、テクニック本じゃ根本的な解決には至らないなということです。(この本への批判ではありません。)どんなに素晴らしいノウハウが紹介されていても、胡散臭く感じてしまうことがあります。「確かに仕事のテクニックは分かった。効率的だということも理解できた。でも、そこまでやる気はないからね?」って感じです。なんでかなー、と思っていましたが、やっぱり自分の好きなことを仕事にしていないと、どんなにテクニックを身につけても頑張れないのだと気付きました。逆に、自分の好きなことをしているときは、ノウハウ本なんか必要ないくらいに効率的かつ情熱的に取り組むことができます。
仕事につける最高の薬は、「好きこそ物の上手なれ」ということです。仕事術を身につけるのもよいですが、自分の本当にやりたいことを探すのも大切ですよ(自戒)。
(おわり)