【紹介】
ハリー・ポッターがヴォルデモートを倒してから19年後の物語です。舞台の台本なので、普通の小説とは文体が異なります。
【感想】
舞台の台本なので最初は読みづらかったですが、慣れてしまえばどうということはありません。会話主体で構成されているので、テンポよく読み進めることができます。急がず読んでも、3〜4時間ほどで読み終えました。
メインストーリーからは19年後の世界なので、ハリーの息子とマルフォイの息子が主人公となり物語は進みます。物語のキーとして逆転時計(タイムターナー)が登場し、過去と現在を行ったり来たりするので、本編ファンにはたまらない胸熱な展開が繰り広げられます。
忙しい人のために3行でネタバレすると、(白文字なので、ドラッグして色を反転させてください。iPhone等はコピーしてメモに貼り付ければ読めます。)
「①ハリーの息子アルバスは父親とうまくいっておらず、過去に父のために三校対抗試合で死んでしまったセドリックを助けようと画策する。
②アルバスはマルフォイの息子スコーピウスとともに盗んだ逆転時計で過去を変えようとするが、友人が消えたりヴォルデモートが生存する未来を引き起こしてしまい、なんとか元の未来を取り戻す。
③一件落着かと思いきやヴォルデモートの娘デルフィーに赤ん坊のハリーが殺される可能性が浮上するも、辛くも未来の改変を阻止」
という感じです。未来が変えられ結婚していないはずのロンとハーマイオニーが相変わらず惹かれあっていたり、ヴォルデモートが完全に支配する未来でもスネイプはスパイとして抵抗活動を続けていて、思わず胸と目頭が熱くなりました。
脚本だからと敬遠するのは勿体無い本でした。読めば面白い本です。
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(おわり)