なんかツイッターで、「男は30歳過ぎたらロレックス」だとか「回転寿司のマグロはアカマンボウ」だとか言っていて、やれやれだなぁと思っていた。聞けば結婚コンサルタントのツイートだという。
時計の趣味なんて人それぞれだし、Gショックでも1000円のチープウォッチでもモテる時はモテる(実体験)。回転寿司に何を求めているのか知らないけれど、どんな食事でも一緒に楽しめる相手の方がよほど素敵だと思う。
結婚の形、幸せの価値基準は人それぞれなのだから、なんと犬のクソほどの価値も無いツイートだなと思ったりした。
最近流行りの炎上商法なのかとも考えたが、根はもっと深いのではないかと思い至った。結婚コンサルタントは、顧客を結婚させる気は無いなと。
結婚コンサルタントは、結婚できない人にあれやこれやアドバイスする商売だ(実際は知らんし興味もないけど)。めでたく結婚に至ったら、客はそこで離れてしまう。お金が入ってこなくなる。客が結婚せず、ずっとコンサルタントしている方が、儲かるようになっている。だから、生かさず殺さず、アドバイスはするけれど結婚はできない状態をキープするのが最適解となる。
客は結婚したいけれど、結婚コンサルタントは結婚させたくない。利害が一致していない。これは結構重大な構造的欠陥ではないかと思う。
ワザとモテないように誘導しているのだとすれば、ロレックスのツイートも納得。結婚コンサルタントのアドバイス、みたいなのをたまに見かけるけれど、どれも的外れでトンチンカン。典型的な情弱ビジネスで、傍から見てるこっちが辛くなる。突飛なことをツイートして注目を集める手法は、新興宗教やカルトに通じるものさえ感じる。
結婚したいなら怪しいコンサルタントなんか頼らずに、お見合いでもした方が良いんじゃないかと思う。今の時代お見合いなんてまだあるのか知らんけど。
モテるためにオススメの方法はあるにはあるんだけど、あんま言いたくないんだよなぁ…。ただ、オープンソース(ネットとか市販本)にも有益な情報はたくさんあるので、結婚コンサルタントだけはやめとけと言いたい。怪しさしか感じない。
(おわり)