【読書感想文】『アルケミスト　夢を旅した少年』／パウロ・コエーリョ／角川文庫

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【紹介】

『星の巡礼』なども書いている、ブラジル生まれの作家パウロ・コエーリョによる本です。この『アルケミスト』は世界中でベストセラーなりました。

【あらすじ】

羊飼いの少年サンチャゴは、夢で見た宝物を探すため、エジプトのピラミッドへ向けて旅立ちます。砂漠を越えていく長く困難な旅、ジプシーの女や王様やどろぼうとの出会いを経て、少年は人生の知恵を学んでいきます。

【感想】

文庫本で２００ページ弱の短めの本ですが、壮大な冒険が書かれています。夢を追うものの物語です。困難や試練があり、運命の導きがあります。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、希望にあふれた物語です。「自分のしてきたことは無駄ではない」「信じていれば、必ず救いはある」と思えるような内容でした。読了感も素晴らしく、決してお涙頂戴の内容ではないのですが、自然と涙がこぼれてしまいます。

人生に希望を見出せない人、生きていくことに不安を感じる人にもオススメの、勇気をくれる小説です。