【紹介】
ゲシタルト心理学についての本です。原書は1969年のものなので、およそ半世紀前の内容です。本書の初版も1971年とかなり古いです。
【感想】
昔の本なので、訳が読みづらかったです。
「全体は部分の総和とは異なる」(ケーラー)
というのがゲシタルト心理学の主要なテーマであるらしく、目の錯覚などについて書かれています。
例えば上の図は、ぱっと見ると螺旋模様のようですが、部分的に見ると複数の同心円と三角の模様であることがわかります。
なかなか面白い内容なのですが、最近の心理学の本ではゲシタルトという言葉は見かけないので、他の分野に取り込まれたかわざわざ区分する必要が無いほど自明のこととして扱われているのかと思いました。
(おわり)