次の一万円札の人、渋沢栄一の本だという。内容は、談話録。講話とかそういうものをまとめた本。
松下幸之助の『道をひらく』とかアンドリュー・カーネギーの『道は開ける』とかと同じ系統。お偉いさんの、お話って感じ。
お偉いさんの話って、どうしてこうも同じような感じになるもんかね。言葉を変え、表現を変え同じことを言っているということは、そこには真理の片鱗があるのだろうけれども。
渋沢栄一のことを知りたくて読んだけど、これは失敗だったかもしれぬ。本は悪くない。けど人となりを知るには伝記を読むべきだったな。
現代語訳版もあるけど、原文バージョンで大丈夫だと思う。古い言い回しとか、漢文の引用はあるが、全然読めるレベル。たまには辞書を片手に本を読むのも悪くない。
(おわり)