猫兎ライフ

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閃光のハサウェイの予習に逆シャアを観た【アニメ感想】『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』1988年

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新しいガンダムの映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が公開されるらしい。コロナで延期されたりしているので、詳しい日程は知らぬ。

時系列的には逆襲のシャアの後だというので、あらためて観た。前にも逆シャアは観たはずなのだが、全く内容を覚えていなかった。

アクシズ落としを画策するシャア陣営と、それを阻止するアムロ陣営の戦い。

クェスとかギュネイとか知らないニュータイプが出てきたり、ブライトさんとミライさんが結婚してて子供までいたりする。ZとZZも観たはずなんだけど全然記憶に残っていないから、急な展開に少し驚く。そのブライトさんの息子がハサウェイ・ノア。

0083を観た直後なので、ニュータイプ同士の戦いのレベルの高さが際立つ。アムロが撃った弾を、シャアが普通に撃ち落とすっていうね。

それにしてもニュータイプの連中、私怨で戦いすぎじゃね?シャアはアムロに勝ちたい一心で戦ってるみたいだし、サイコフレームの技術を連邦に流してたし。クェスはシャアとアムロの近くの女嫌いすぎだし、ギュネイはみみっちい男だし。大義とかねーのかよ。少しはガトーを見習えっての。

(おわり)

とても30年前の作品とは思えない【アニメ】『機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY』

ネトフリでアニメをディグっていたら、とんでもないアニメを発見してしまった。『機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY』だ。俺が知らなかっただけで、結構有名な作品らしい。

www.gundam0083.net

時系列的には、ファーストとZの間の話だ。ジオンの残党が核搭載型ガンダムを強奪し、コロニー落としを画策する話。

冒頭を観ただけで、クオリティのヤバさが伝わってくる。地上での模擬戦のシーンで一気に惹きこまれた。MSのモーションめっちゃヌルヌルだし、アングル良いし、ブーストとか爆発とか煙の演出も最高。1990年制作だから、30年以上前のアニメだ。信じられん。

ガトーとか出てくる。

アナベル・ガトー ~ソロモンの英雄は、すさまじいんだなあ~ | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~

「ソロモンよ!私は帰ってきた!(CV:大塚明夫)」

0083にはニュータイプは出てこないらしい。みんなオールドタイプ。特別な能力は持たない普通の人間。天パとか赤い変態がいたら、心強かったのにね。

地球連邦側は上層部が非協力的だったり、ネオジオン側はシーマに裏切られたり、どっちの陣営も苦労してる。特別な能力を持たない普通の人間が、苦しみながらも理想を追求する姿に、この作品の魅力があるね。

13話と短いのも良い。

 

(おわり)

 

VPNを使ってネトフリでジブリを観る方法

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【はじめに】

VPNを使ってNetflixでジブリの映画を観れるようになったので、その方法を書く。ついでに「君の名は」も観れるようになった。

【ジブリ作品はネトフリで配信されている】

実は、ジブリ作品はネトフリで配信されている。でも、ネトフリでジブリを検索しても出てこない。

なぜか?”日本の”ネトフリには配信されていないからだ。普通に観れる国もある。よく分からんが、配信会社の都合だか契約の関係だかで日本では配信できないことになっているらしい。知らんけど。

【VPNとは?】

日本では配信されていないはずのジブリを、観る方法がある。VPNだ。Virtuial Private Network、直訳すれば仮想私用回線。

インターネット(本来は公衆網である)に跨って、プライベートネットワークを拡張する技術、およびそのネットワークである(WikipediaよりVirtual Private Network - Wikipedia

本来は利便性やセキュリティのために使うものだが、このVPNを使えばネトフリでジブリが観れるようになる。VPNを使うことで、仮想的に海外から接続しているように見せかけ、日本に居ながらジブリの視聴が可能となる。

【VPNを使ってネトフリでジブリを観る方法】

VPNを使うのに、専門的な知識は必要ない。難しい設定もない。たったの3ステップで完了する。

〈アプリをインストール〉

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スマホとかタブレット用にVPNのアプリがある。俺が使ったのはカスペルキーのVPN。大手のインターネットセキュリティ会社なので信頼できる。あと安い。ネットで検索すると月1000円以上のVPNとか紹介されてるけど、カスペルキーなら月480円。1年プランなら2900円。月300円でジブリのサブスクできるなら安いもんだろう。

カスペルスキー VPN セキュアコネクション 製品情報|カスペルスキー

〈イギリスに設定してスイッチオン〉

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アプリの画面は超シンプル。地域を選択して、スイッチをオンにするだけ。面倒な設定は一切ナシ。地域はイギリスにすればおk。アメリカとかもジブリ観れなかったはず。

〈ネトフリで「ジブリ」を検索〉

VPNをオンにして接続が完了したら、あとは観るだけ。ネトフリで普通に「ジブリ」で検索すれば、上の画像みたいに出てくる。検索画面では英語のタイトル表示だが、本編はちゃんと日本語音声・字幕なしで観ることができる。もちろん設定で他言語に変えることも可能。

まれにVPNでの接続がシステム側にバレて動画が観れなくなることがある。そういう時は本体を再起動して、またVPNを繋げば大丈夫。

【違法ではない(?)】

このVPNを使ってジブリを観る方法、違法ではないらしい。やって良いとは聞かないけど、違法だと聞いたこともない。ただグレーっぽいし、今後法律が変わったりする可能性もあるので、あくまで自己責任で。

ていうかそもそも、日本のアニメが日本で観れないのがおかしいんだ。ジブリとか超需要あるのに、ネットで観れないのは不便過ぎる。買い切りでもサブスクでも、ジブリが観れるならこっちは金出すんだよ。時代遅れの物理媒体のBlu-rayを買うのが面倒なの。海外では配信してるのに、日本に無いってどういうこと?

どうせ利権が絡んでるんだろ。ファ●クだぜ。Fu*k。くそくらえだ。配信を待ってるファンは沢山いるんだ。みすみす商機を逃しやがって。フ●ッキュー。

違法じゃない限り俺は好きにやらせてもらうぜ。

(おわり)

モンスターのスーパーコーラ味

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モンスターのスーパーコーラ味を飲んだ。

モンスターシリーズは甘いから普段飲まないんだけど、これは比較的さっぱりしている。

それにしても500mlで300円は高いよなぁ。そもそもこんなに沢山飲みきれないし。ボトル缶なのはありがたい。

カフェインの含有量200mgはヤベーと思ったけど、コーヒー2杯弱だと思えば大したことは無い。厚生労働省のサイトでも、健康な成人は1日400mgまでみたいな内容を紹介していた。

いやでも、こんなカフェイン・砂糖マシマシの飲み物毎日飲んだら身体壊すのも納得だわ。確かに元気は出るけど、超えちゃいけない一線を超えそうな気がする。

(おわり)

ウィトゲンシュタインを知るには、これが一番良い本ではなかろうか。【読書感想文】『はじめてのウィトゲンシュタイン』古田徹也/NHKブックス

 

はじめてのウィトゲンシュタイン NHKブックス

はじめてのウィトゲンシュタイン NHKブックス

  • 作者:古田 徹也
  • 発売日: 2020/12/25
  • メディア: Kindle版
 

 

名前はなんとなく聞いたことがあるけれど、何をした人なのかよく分からない、ウィトゲンシュタイン。たまたま最近「ウィトゲンシュタインの愛人」という小説を読んでいたので、この名前が気になっていた。

 

catrabbitnekousagi.hatenadiary.jp

 

そんなわけで、本屋で「はじめてのウィトゲンシュタイン」を見かけて、手に取って読んだのもなにかの巡り合わせだったのだろう。

ウィトゲンシュタインのことはなんにも知らんが、この本がとても丁寧に初心者にも分かりやすく書かれていることは、少しページをめくれば理解できた。ちょうど哲学したい気分だったので、買って読んだ。

ウィトゲンシュタインの「論理哲学論考」は、ハイデッガーの「存在と時間」と共に必読の哲学書とされているらしい。

ウィトゲンシュタインの思考は、「論理哲学論考」を書いた前期と、後期とでは、異なっているそうだ。これを知らずに「論考」を読んでいたら混乱したかもしれない。こうして広い視点で概観できる本はとてもありがたい。哲学的な内容に関しては、数学とか論理学とか難しい話は上手いこと端折って書いてくれているので、専門的な知識がなくても読むことができる。まさに「はじめての~」という名に相応しい本だ。それでも1行1行理解しながら読み進めるのには時間がかかった。

「論理哲学論考」とはつまり…、なんてことをここで書くつもりはない。「~のようなもの」なんて型にとらえて分かったつもりになることを、ウィトゲンシュタインは戒めている。

最近流行ってる”超訳”みたいな本を読む気になれないのは、これが原因だったのか?俺より数百倍は頭が良かったであろう偉人が書いた本を、ちょろっとまとめた内容を読んだ程度で、理解できるはずがないんだ。分かるはずがない。分かった気にはなるだろうけれど。難しいものは難しいものとして、頑張って取り組むべきだろう。簡単に理解したような気持になるのが嫌で、そういう系の本は最近読んでいない。

そうそう。ウィトゲンシュタインに似てるなと思ったのが、エヴァンゲリオンで有名な庵野秀明監督ね。最近仕事の流儀に出ていたのを思い出した。二人とも全身全霊をかけて取り組み、ぶつかっている。スマートさのかけらもなく、とてもプロフェッショナルとは言えない。

もがき、搔き分けながら進んでいくのも人生なのか、とか思ったり。

(おわり)

能力バトルもので”多”対”多”戦をしてはいけない理由

最近のワンピース、ごちゃごちゃしてて状況が分かりにくいよね。ハンターハンター、全然連載再開されないね。

 

それはさておき、能力バトルもので敵味方が入り乱れて戦う多対多の状況ってなかなか見ないと思う。だいたいみんなタイマン好きだったり、武闘会的な展開になったり、大きな戦いでも離れた場所で1対1をやってるイメージがある。

なんでかなぁと考えた結果、多対多戦では収拾がつかなくなるからではないかと思い至った。

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1対1で戦った場合、彼我の関係は1本の線で描ける。どんな能力者であろうと、敵も味方もひとりなので、能力の相性や有効性は1通り考えればよい。

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これが2対2になると6通りの関係が生じる。敵味方の2人が、それぞれ相手2人との能力の組み合わせを想定しなければならない。また、味方との連携による相乗効果もあるだろう。

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5対5になると、そろそろ収拾がつかなくなってくる。数え間違えでなければ、45通り。乱戦になった場合、この45通りの能力の相性を考慮しながら、全員分の戦闘を描写しなければならなくなる。

 

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さらには、攻守で能力の特性も違ってくるだろうから、単純計算で上記で例に挙げた2倍のパターンが存在し得る。

能力バトルもので多対多戦をやってしまうと、考慮すべき事項、描写すべき内容が膨大な量になり収拾がつかなくなる。

 

どこの漫画とは言わないけれど、間違っても孤島で敵味方入り乱れての最終決戦をしたり、船内で14人の王子とその護衛とで王位継承戦なんてしてはいけない。しっちゃかめっちゃかで状況訳分かんなくなるし、複雑すぎて二進も三進も行かなくなるのが目に見えている。ていうか現在進行形で目にしている。

(おわり)

ハンターハンターの連載が再開しないのなら、強くてハンターハンターを読めばいいじゃない。

 

今日もハンターハンターの連載は再開しなかった。休載してから優に2年以上が経っているらしい。

ハンターハンターを読みたいとか、休載続きで内容を忘れてしまったというような人にオススメなのが、『強くてハンターハンター』だ。

seiga.nicovideo.jp

主人公のゴンが最初から強い状態(ゴンさん)で物語が進む漫画だ。鉛筆殴り描きと説明には書いてあるが、絵めちゃ綺麗。原作の画風そのまんま。むしろ読み易いんじゃないかってレベル。さっき知ったけど、これ描いてるのプロの漫画家なんだね。

ちゃんとハンター試験を受けたり、グリードアイランド行ったり、キメラアント編があったりする。原作の流れを踏襲しているので、ストーリーの復讐にもなる。最新話では暗黒大陸編に突入した。

アホなギャグが満載なので俺はとても好き。ケモナーの主張が強いのがまた良い。みんなまず「俺はケモナー」って言ってから自分の名前を名乗るの。名前より性癖優先かよっていうね。

(おわり)